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史上最大60名オーバー!伝統ハウツー天使キャンプ2004
怒涛のごとく開催!!
〜そして白馬に浪人は現れるのか!?

dmkクラブの伝統ハウツー天使キャンプ、今年も2月後半の花粉症が訪れる前、21日、22日に白馬岩岳で開催された。なんでもこの時期にやるのは知る人ぞ知るハウツー天使フサキの酷い花粉症のためというまったく身勝手な要因(?)もあるようだが、ともかく今年は過去最高人数のスタッフ含め総勢60名の大軍団となった。この大人数をフォローアップするため、ハウツー天使キャンプに初のゲストコーチであるカンジ先生も駆けつけてくれた。
レポートはdmkのこれまた伝統会報部長モリッペが担当。dmk公認の執筆家レポートご覧あれ!

Report: M3(Machiko Morippe Morihara)
Photo: Kay

「今度のハウツーキャンプ、60名を超えそうなんだ」そんなことを言われたのは、ハウツー天使キャンプの開催を1週間後に控えた週末。「え!50じゃないの?」その1週間前にはキャンプ参加は50名と聞いて、それだけでも驚いていた私は、再びビックリして聞き返した。爆弾発言をしたのはdmkの会長アヤちゃん。彼女と私はフサキさんがdmkクラブの立ち上げを始めた時からいっしょにがんばってきた仲間で友達だ。ここしばらくクラブ活動の第一線から身を引いていた私も、今回は久々にスタッフ側で参加することになっていた。60名を超えるキャンプというのは、dmkが始まって以来最大級のキャンパー数。驚いて当たり前だ。それと同時にちょっぴり不安にもなる。そんなにたくさんの人数をうまくまとめることができるだろうか。

ハウツー天使キャンプは名前を変えながらではあるが、dmkクラブ発足当初から毎年開催されている伝統的なキャンプで、このクラブに長くかかわる人たちにとってはすでに原点的な意味まで持つ、いわばdmkクラブのスピリット・キャンプと呼んでもいいようなイベントだ。これまでずっと魅力的なキャンプを開催して、成功させ続けている腕利きのクラブスタッフたちにとっても、このキャンプの成功を祈る気持ちはそうした意味で強い。今回は50名だって十分記録更新だったが、せっかく申し込んでくれた人たちの気持ちをどうしても大事にしたいというフサキさんの意向から、異例の措置でキャンセル待ちをしてくれていた人全員の参加受け入れに踏み切った。結果が参加総数62名となったわけだ。

最初からそんな勢いだから、今回どうしても外せなかったのがツアーバスを出すこと。これには初滑りクスマス・キャンプでもバスを出し好評だったこともあったけれど、昨年のハウツーキャンプで車がなく、ひじょうに苦労してまで現地まで来てくれたクラブ員のことを考え、なんとしてもバスを出したい、というフサキさんの強い気持ちもあった。それにバスを借り切ってツアーに行くことは、以前はずっとやっていた事でもある。今回もがんばって実現することになった。

このように最初から微熱を帯びたようにして始まったハウツーキャンプ。いつものとおり最終集合場所は白馬岩岳のゴンドラ乗り場前。行きのバスからすでに盛り上がりは始まった。

今回のバス利用は23名。バスの利用を申し込んでいるメンバーの乗車箇所は3ヶ所、亀戸、東京、新宿だ。それぞれの待ち合わせ場所で順調にメンバーを拾い終え、新宿駅を出発したのは午前1時を少し過ぎたころ。今回のキャンパーの多さに急遽お手伝いをお願いし、それを快く引き受けてくれたゲストコーチの田島カンジくん(現・HAMARライダー)もみんなといっしょにバスに乗って行くことになり、新宿集合場所で落ち合った。バスの中ではカンジくんが差し入れに持ってきてくれたおせんべい、明日からの予定表とメンバー表が渡され、気分は盛り上がる一方。2時過ぎに車内の照明が落ちてからも、しばらくは楽しそうなおしゃべりの声が続いていた。

バスの中の23名、関西方面からバスや車で来る人、一人で自分の車を走らせてくる人、仲間を途中で拾いながら乗り合わせてくる人、この同じ夜の中を62人のクラブ員たちが同じ目的地に向かってそれぞれに走り出している。暗いバスの窓を見ながらそんなことを考えると、ちょっぴり気持ちが熱くなった。


(写真左、テンション上がりっぱなしのバス軍団。これから滑るのにちゃんと寝ないで大丈夫かな?)
(写真右、ヤッタゼー快晴! 温かくなった白馬の日差しがdmkクラブ員を迎えてくれた!)

天気に恵まれた。眩しいくらいの快晴。午前8時からの集合時間に合わせてゴンドラ乗り場前ににわかにキャンパーが集まってきた。62名にもなるとどこまでが仲間なのか見分けが付かない。とりあえず受付を開始して一人ひとりに挨拶しながら予定表とメンバー表を渡す。懐かしい顔の人も、はじめましての人もみんなニコニコして気分がいい。さっそくフサキさんがみんなを前に挨拶をしたが、人数の多さに圧倒されたのか少々緊張気味(笑)。続いてカンジくん、部長のミノルの挨拶。その後チーム分けに移った。今回は全部で5チーム。初めての試みだが、それぞれにチームリーダーをつけた。

『フサキビギナー脱出チーム』リーダー・アヤ
『フサキフリフリ合コンチーム』リーダー・ミノル
『フサキかっ飛びノ介チーム』リーダー・マサオさん
『カンジフリフリ男のコチーム』リーダー・アオキ先生
『カンジフリフリ女のコチーム』リーダー・もりっぺ

以上の5チームだ。
チーム名は会長のアヤちゃんが準備の段階で勝手につけてきたもの。『フリフリ合コンチーム』という名前は単に男女合同のチームだからだし、どのチーム名も「あんまり深い意味はないの(笑)」と笑うけど、『合コンチーム』のリーダーがミノルっていうのは、やっぱりみんな怖いと思うけど…(笑)。

挨拶を終え、各チームに分かれ、リフトチケットと何でも好きなものを食べられる『dmkキャンプ』の名前入りドリンクつきランチ券とをもらって、各自ゴンドラに乗って出発した。

今回のゲストコーチ、田島カンジくんは『浪人2』でおなじみのライダーなので、ご存知の方も多いと思う。VTRの「カンジ先生」コーナーではちょっと元気無さそうだったけど(そう思ったのは私とアヤちゃんだけ?)実際に会って見ると、正直、画面の中で見ているよりもずっと元気でイケてる男のコだった。カンジくん、浪人の撮影をした時はもしかして少し疲れていた??

金に近い茶髪と瞠いたような大きな瞳、ダウンのジャケにデニム風のパンツを腰履きにして、キャンパーがすぐに自分を見つけやすいようにと、気を遣ってVTR中で使っていたピンクの横縞のビーニーをかぶり、腰に手ぬぐいをぶら下げてくれた格好は、ほんとイタズラ好きの男の子そのままって印象だ。そしてあのちょっと掠れたハスキー・ボイスでキャンパーに気軽に話しかけてくれる。

午前中カンジくんは『フリフリ女のコチーム』を見てくれることになった。まずはウォーミングアップを兼ね軽く2本流した後、オーリーの練習をすることに。どこにも力をかけず普通に立てる平らな場所で、後ろ足に加重して板のノーズを雪面から持ち上げる動作からはじめた。女の子は男の子に比べて体重が軽いし、脚力も弱いからちょっと難しいけれど、みんな結構がんばった。だけど天気が良すぎてバタバタ動くとすぐに汗が出て暑くなってしまい、案外それも大変だった。ウェアのベンチレーションを全開にしたって、気休め程度にしかならない。この日のゲレンデは3月下旬の春雪状態。これで2月の下旬だというのはちょっと信じられない。

オーリーの練習を一通り終えてからはカービングでのロングターンのビデオ撮影に移った。
今回カンジくんチームには、浪人の撮影でおなじみの松澤アキくんが撮影隊としてついてくれていた。でもハイシーズンの土曜日とあって、ゲレンデは人が多くて撮影するにはちょっと辛い状況。その後はゲレンデの端の小さな段差で、回りこんで滑っていってから踏み切ってオーリーというセッティングでの撮影。踏み切り場所が掴みづらくて、ちょっぴり難しかったけれどそれぞれちょっとずつでも飛んで、気合を見せた。その後1本滑ったらもう午前の部の終了時間。あっという間で少々物足りなかったけど、まぁカンジ先生を心待ちにしている男のコに譲ってやろう。


(写真左、ハウツー天使フサキとフリフリ合コンチームとの記念撮影)
(写真右、dmkクラブの美女軍団に囲まれ昼食を取るカンジ先生はご満悦)

午後のプログラムもそれぞれフリーとレッスンに分かれて楽しんだ。ちなみに我らフリフリ女のコチームは、岩岳の『なんちゃって』シリーズとして設営されている小振りのスノーパークでキッカーを飛んだり、「絶対飛ばなきゃ的強制オーリー大会」を開催して盛り上がった。でも、集合時間より30分くらい早目に上がって、女の子だけで内緒で食べたアイスはおいしかったよね(笑)。

再び集合の後、カンジくんチームは全員で『なんちゃってクロス』やキッカーにチャレンジ。ビックリしたのは、プライベートでたまたま来ていた宮脇健太郎くんが飛び入りでキッカーを飛んでくれたこと。カンジくんを見つけた健太郎くんの方から声をかけてくれたのだが、日本で一番高く飛べる男の突然の登場には、一同かなり感激。ちなみに健太郎くんは、以前、dmkの掲示板(ハウツーやウィスラー)にも登場したことがあるということだ。密かにそんなつながりがあったとは…。

夜は食事の後にはフサキ・チームとカンジ・チーム、それぞれ別の部屋に分かれて恒例のビデオ・クリニック。カンジくんチームは10畳くらいのミーティングルームに27人+フサキ・チームからの時間待ち外野数名がいっぺんに集まったので座る場所がないくらいになってしまったけれど、マスミさんの独自のツッコミが冴え渡る爆笑クリニックになった。フサキ・チームはチームごとに時間を分けてのじっくりクリニック。それにしても自分の滑りを、良い部分や悪い癖の部分で止められて、これだけの人にじっくり見られるっていうのは、ちょっぴり恥ずかしい。もちろん勉強にはなるけれど…。

ビデオ・クリニックのあとは全員一堂に会してのお楽しみプレゼント大会だ。dmkのキャンプは、毎回毎回ほんっとに豪華なプレゼントが山のように出る。今回はくじ式で、SMITHのゴーグルやマツモトワックス、Tシャツ、浪人ビデオ、パット、カンジ先生のスポンサーHammer商品やら、果てはボードまで出てきて、やっぱり盛りだくさん。しかもおなじみのミノルのジャパネットタカタも青くなりそうなサービス・トークが爆裂し、みんな大いに盛り上がった。だが今回はビッグ・プレゼントがさらにもう2つあった。なんと『浪人』シリーズでもおなじみのルーブからのビデオ・レターと、今回ゲストコーチとして来てくれるハズだったが、急遽ワールドカップへの出場が決まり、参加してもらえなかった橋本ミッチャンが、手書きメッセージ入りのフライヤーとセットで、モヘアのセーター、Tシャツ、ビーニーの3点をプレゼントとして提供してくれたのだ。これには一同大感激。反対にかなり残念だったのがルーブのビデオ・レターで、デッキとテープとのトラッキングの相性が悪く、早送りでの映像を眺めることしかできなかった。仕方ないので早送りの画面を流しながら、ルーブのメッセージはフサキさんが適当(?)に解説。本当に残念だったけれど、でもルーブがメッセージをくれた、その事実が嬉しい。


(写真左、切久保館の食堂を占領(?)してしまったdmkクラブ軍団。写真係のケイくん大ピース)
(写真右、プレゼント抽選会もかなりの熱気。ここぞとばかりにデカいミノル部長が大活躍の盛り上げ)

SPECIAL THANKS 協賛関係
SMITH、マツモトワックス、HAMMER、CCC Desihgn & HAZAK Protector、Rube Goldberg、橋本ミッチャン

2日目。天気予報では崩れるといっていた天気が心配だったが、どうやら朝の空は明るい。
さて、ハウツー白馬の2日目というと、去年のことが思い出される。あの日の朝も突然この宿の玄関に現れた珍客。そうあの男は今年も来るのだろうか…。

8時集合の山頂で、集まっていたキャンパーたちの前に、突然、やはりあの男は現れた!そう、あの男とは…、浪人!!!もちろん袴に刀を差して、片手にはボードのスタイルだ。あの浪人ライダーが今年もカナダから白馬キャンプのためにやってきたのだ。浪人は今年もこの白馬でクラブのメンバーたちとの撮影を行い『浪人3』の準備に取り掛かるらしい。

午前中は浪人チーム、きのうカンジくんと一緒に滑れなかった人チーム、ボーダークロスで今度の全国大会に出場が決まっている部長ミノルのクロスチーム、きのうからのビギ脱チームに分かれて滑ることになった。浪人チームは『浪人3』のための撮影を兼ねている。浪人と滑ることはゲレンデで目立つ上に『浪人3』に出演できる可能性があるということだ。凄いチャンスだ。

ビギ脱チームはアオキ先生と私で担当。きのうまでのフサキ・レッスンががっちり効いて、みんなきれいにターンができるようになっていた。それにちょっぴりポイントレッスン。きれいなターンができるようになったのだから、あとはいろんな斜面で滑ってみて、どんどん板に慣れていってほしい。

浪人チームの撮影も楽しかったようだ。クロスチームは残念ながらクロスコースがクローズしていて、他にクロスっぽく遊べそうな場所に流れたがそこもクローズ。ちょっとついていなかったらしい。

午後は自由に好きなことをすることになった。そこで自然発生的に突如誕生したのがアヤ隊長率いる『なんちゃってコブコブモーグラーチーム』。
アヤちゃんは春になると吉田美和デモが開催するコブ・キャンプに毎年参加しているコブ・ツワモノ。今年、dmkではその吉田美和デモを招いてコブ・キャンプを開催してもらうことになっている。だんだんに膨れ上がったコブコブチームは一時20名くらいになって、フサキさんの飛び入り参加もあり、見事に滑るその姿にはカンジくんも感心するほど。フサキさんの知られざる新たな魅力発見だった。

心配されていた天気は結局、午後までもってくれた。暑すぎるのには困ったが、でも雪も体も緩んでくれるので、キッカーを飛ぶのも調子が良い。午前中鬱憤の溜まってしまったクロスチームの面々が、大きなキッカーででかいエアーをバンバン決める姿も見られた。みんなもそれぞれ気分の良い一日を過ごせたようだ。

午後2時15分からふもとのゴンドラ乗り場前で解散式。一人の怪我人もなくキャンパーのみんなはとっても充実した顔をしている。そこへまたもや通りかかったのが宮脇健太郎くん。ラッキーな男の子数人がいっしょに記念撮影をしてもらった。そしてとっても嬉しかったことがもうひとつ。最後の挨拶でカンジくんが来年もハウツーキャンプへの参加を約束してくれたのだ。今回、時間のない中での急なお願いを受けてくれただけでもありがたかったのに、まさか「また来年会いましょう」なんて言葉をもらえるとは誰も思っていなかった。
解散後はまだ滑る組と帰宅組に別れ、それぞれの帰路についた。

バスの中はといえば、後部座席をサロン形式にして、運転手さんにお願いして途中で寄ってもらったコンビニで買い込んだビールで宴会。まぁこれがバスのいいところでもある(笑)。カンジくんの「バスだとみんなといっしょに帰れるから楽しいよね」の言葉に私も深くうなずいてしまった。


(写真左、今年も剣山!サムライ・ボーダー。雪山とサムライ、そしてスノーボード。不思議な組み合わせがなぜか似合う)
(写真右、帰りのバスの後ろの席は大宴会場に!まるでこの夜のためにツアーがあった錯覚を起こすほどの盛り上がり)

今回のキャンプは今迄で最高のキャンパー数だったけれど、楽しさもそれと同じくらい増えた気がする。最初の心配がこんな風にいい形で解消されたのは本当に幸せだった。まずお礼を言いたいのはカンジくん。今回のキャンプを盛り上げてくれて本当にありがとうございました。そしてもちろんフサキさんと、それぞれのスタッフの企画力と綿密な準備と大変な努力と労力があったことにも頭を下げたい。でもきっとその中で、結局何が一番大事だったのかといえば、もちろんキャンパーのみんなの協力と笑顔と一人ひとりがこのキャンプを盛り上げようとしてくれた気持ち。dmkの活動には本当にこれが何よりも一番大事なことだ。ハウツー天使キャンプには、特にその根底の部分を確認して大切にするために開催を続けている部分がある。このみんなの気持ちと雰囲気があってこそのdmkクラブだからだ。そのためにフサキさんをはじめ、全てのスタッフががんばれる。そういう意味で今回のハウツーキャンプはたぶんこれまでで最高のハウツーキャンプになったのではないかと思う。
感謝の言葉で報告を終えたい。
ありがとうございました!

●dmk公認となったケイ写真家によるハウツー天使キャンプ写真サイト
http://www.yukinchu.com/dmk/2004howto.htm

ここでみんなの写真ダウンロードできます!