秋の陸トレに体力測定
元祖会報担当モリッペの恒例秋の陸トレ・レポート
REPOORT: MACHIKO MORIHARA
11月6日(土)今年はちょっと遅い時期に恒例秋の陸トレが開催された。昨年この秋の陸トレには雨が降ってしまいピンポン大会になってしまったが、逆に遅い時期が功を奏して、この日は見事なポカポカ陽気に! Tシャツでも過ごしやすい温かさとなった。そして、今回はなんと初の試み、「スノーボーダー的体力測定」も行われ大好評。この楽しかった集まりを、元祖会報部長のモリッペがお届けする。

秋のよく晴れた土曜日の午後。東京のJR平井駅には馴染みの顔ぶれが集まっていた。
日差しは暖かで風もなく、屋外でなにかして過ごすにはちょうどよい日だ。恒例の陸トレ、秋の開催日である。
「陸トレ」とは簡単なジョギングやストレッチ、サッカーなどをして、その後、銭湯→飲み会になだれ込むオフシーズンのクラブ活動をサポートする。名前から受ける印象とは少し違う楽しい集まりのことだ。なにしろどのパートからでも参加できて、いつ帰ってもOKなのだ。しかも途中でジョギングがイヤ〜!とか思ったらサボっちゃってもいい。結構お気楽、中にはうまいビールが飲みたいだけという人もいる。
ところで今回のメニューはいつもとちょっと違う。冬を目前にして、 dmkクラブでは初の試み、体力測定を行うことになっていた。各自の身体能力を測ってみることで、クラブとして今シーズンの指導方針などの参考にしたり、また今後、データを積み重ねて「スノーボード中の動きによる運動特性と各自の身体能力の特性による相互関係がどのように作用するか」という、言葉にするとなんだか硬いフサキさんの研究テーマのために行ってみることになっていた。研究テーマという響きがもっともらしく聞こえて、その場の誰もが「おお!なんかフサキさんて凄い…!」と尊敬の目で見つめた当のフサキさんはみんなの視線に照れたのか、いつも通り「まぁ、いいんだよ。とにかくさ」と、いったい何が「いい」のだかわからないけれど笑っている。
この日はニューフェイスの参加も多かった。笑顔がキュートなアヤカちゃん、ファミリー参加で小学生のあっさり美人ヒナノちゃんを始めとする管野さんご一家。これから入会を予定している知的な瞳が魅力的なにっちゃんと背が高くて爽やかな印象のイッシーの6名だ。もちろんいつもの陸トレ応援団やんちゃな赤ちゃんとちびっ子軍団で構成される“ピクニック隊”もいる。全部で 23名。集合した面々は時間を見て適当な団体ごとに河川敷のグラウンドへ向った。陽射しは本当に暖かくとても11月とは思えない。
いつも通り軽いジョギングの後、輪になってストレッチ。一人ひとりがストレッチの方法を提示して一巡する方法なのだが、今回はなぜか立ったまま行うお手軽ストレッチなメニューが多く挙げられ、めずらしく脱力系なストレッチ・セッションとなった。
身体測定は初めてのこともあってちょっとドキドキした。メニューを考えてきた側も挑戦する側も、どことなく落ち着かない感じだ。と言ってもそれほど難しい測定はしない。 50メートル程度をダッシュで何秒か、目を瞑ったまま片足で1分以上立っていられるか(左右)、10メートル程度離れた場所まで蛙飛びで何歩か、板を履かない状態でジャンプして何度くらい回転できるか(フロントとバック)、立位体前屈して何センチか、の5つの項目だ。
まずは 50メートル・ダッシュから測定を始めたが、足元が雑芝だったため滑りやすくちょっと記録が伸びなかったようだ。目を瞑ったままの片足立ちは1分以上できる人も数人いて、周囲から感心した声を浴びていた。予想以上の結果を見たのは蛙飛びと回転ジャンプで、蛙飛びでは男子で5歩が平均、それを切る記録を出した者も数人いた。回転ジャンプでは、実際の滑りでのリカバリーを意識してジャンプを終えた時によろめかない範囲で最大値を求めた。結果360度が続出。ただ逆にそれ以上の記録は出なかった。立位体前屈では男子の記録で24センチというとんでもない記録も出た。予想を上回る結果に発案者のフサキさんは「おっ、凄い!」とか「なんだー。みんなやるなぁ」という驚きを含んだ言葉を連発しながら楽しそうに測定に臨んでいた。
 
左、決められた距離で両足を揃えたジャンプで何歩か行けるか測定たカエル飛び
右、片足で目を瞑った状態で何秒立っていられるか計るか。結構、個人差が出た種目
体力測定が終了してみると思ったよりも時間がかかっていて、お楽しみサッカーをする時間はあとわずかしかなかった。今日はやめようかとの声もあったが、でもやっぱりこれをやらないと陸トレって感じがしない。急遽チーム分けをして勝ち抜き方式で2ゲームだけ行うことにした。サッカーといっても草サッカーもいいところでゴールポストの代わりにザックを置いただけで、あとはラインさえ決めない。もちろん人数もその時割切れる数だ。だけどこれがめちゃめちゃ燃えて楽しいのだ。「ボール1個でできる」というサッカーの持つ底力の強さを身を持って感じると言ったら大げさだろうか。チーム・リーダーはフサキ、村っちょ、もりっぺの3人。強いチームを作るためにチーム・メンバーを選ぶのはリーダーの役目だ。ジャンケンをして勝った順に好きなメンバーを集めていく。最終的に勝ち抜いたチームには、あとの飲み会でプレゼントがもらえることになっている。1ゴール方式で2試合。どちらともなかなかいい試合だった。結果はもりっぺチームの優勝。チーム・リーダーが足首を故障中のためゲームに参加しないという、ひじょうに戦意を欠く状況の中で、その穴をマスミさんが埋めてくれた形での優勝だった。
たった2試合だったが、やはりこのサッカーをやると「陸トレしたなー」という感じだ。
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| 銭湯の後のマッタリ状態。飲み会まで最初の一口ビールを楽しみにしたいけど、目の前にあるジュース類も捨てがたく悩んでしまうところ。 |
春よりも早く日の暮れ始めたグラウンドを後にして、いつもの銭湯吉野湯さんへ。ここで頭の先からつま先まで、さっぱりと今日の運動の汗を流し、熱めのお湯に浸かる。夕暮れの道を、涼しい風に吹かれながら駅まで歩いたあとの飲み会は、たぶん、日頃経験している飲み会よりも気持ちよさの点で数段格上なことは間違いない。
駅前の居酒屋で、飲み会から参加のメンバーも含めて 27名。春の時と同じ個室型に仕切られた空間で心置きなく盛り上がった。
サッカーの優勝チームへのプレゼントはマツモトワックスのワックスとワックス・ペーパー、同じくソール・カバー、そしてシモン・チェンバリンの直筆サイン入りポスターだった。サインは3日前にカナダで書いてもらった、書きたてホヤホヤものだ。それをゲットしたのはシオリちゃん。シモンの滑りが好きだということで、さっそく嬉しそうに眺めていた。
またワックスとワックス・ペーパーが出てきたことで黙っていられないのがこの人。急遽、テーブルのひとつでワックス・マスター・マスミの“ワックス・ペーパーの使い方講座”が開催された。陸トレなのになぜかどこからともなく本物のボードが出てくるのが不思議だが、ともかく実際のソールを使ってアイロンにみたてた携帯電話を片手の熱い解説は、マスターの称号にふさわしく、わかりやすく、しかもどんな質問にも的確に答えてくれた。またマスミさんは携帯電話にワックス掛けの作業を撮影した写真をたくさん保存していて、写真を見せながらくわしく説明してくれた。さすがである。
その他には陸トレの参加賞として『 RONIN 1』のビデオ1本。また全員にdmkとSMITHのステッカーがプレゼントされた。
楽しく騒いでも絶対に悪酔いしないのが dmkクラブのいいところで、今回も雰囲気よく盛り上がったままお開きとなった。
 
左、お待ちかね飲み会! 写っていない方すみません。コンパクト・デジカメではこれが限界サイズ
右、出ました! マスミさんの恒例臨時ワックス講習会。もはやdmkの風物詩となった感がある。
そしてもりっぺこと“2次会副隊長”がいてやらないワケにいかない2次会も、相変わらず飲み足りない、または純粋におしゃべりし足りない顔のメンバーが集まって今回も敢行した。といっても帰ったメンバーだって駅では寂しそうな顔をしていたし、後の予定や明日の予定がなければ来てくれたよね?
15名の2次会チームはもちろんさらに親交を深めて、23時にはそれぞれの帰途についた。
秋の陸トレが終わると、クラブでは本格的に冬支度が始まる。
今年は自然災害が多発していて、降雪を望む気持ちがはばかられるが、遠慮がちに、まずはオンシーズンのクラブイベントの皮切りとなる北海道の雪を期待したい。
陸トレはまた春。暖かくなってウエアを脱ぎ捨てたくなった頃開催される。その時のみんなの顔は秋とは違った表情のはずだ。ぜひまたの機会を持ちたいと思う。
体力測定の種目カンタン説明
50メートル・ダッシュ・・・瞬発力を測ります。コブの滑走やエアー時の身体能力に関係してきます。
蛙飛び・・・エアー時に必要な瞬発力やスノーボーダーに必要な筋持久力も鍛えます。
F&Bジャンプ・・・どれだけ回転したかチャレンジ。着地後、バランスを崩さすに約スタンス幅で立っていないと記録は計測されません。これで360度回れれば、間違いなく努力で540まで行けます!
片足立ち・・・目を瞑って行うのがポイント。スノーボードで必要なバランスを鍛えます。また左右の足を行うことで、軸の強化にもなります。スイッチの滑りでも役立つトレーニング。
立位体前屈・・・柔軟性を計る代表的ストレッチング。つま先まで行かないと体が固いので、ケガにつながりやすい。日頃からしっかりとストレッチングを行いましょう。
●追伸
今回は体力測定以外にも、Tボードの試乗という初の試みが行われた。みんなバランスを取ることに苦労していたけど、マスミさんなどはすっかりハマッた様子。またチャンスがあれば試乗会を行います。
Tボードを購入したい方は、以下のページへ
http://www.dmksnowboard.com/shop/t-board/index.htm
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