わたきち北海道キャンプinトマム
STORY:
KAJI
PHOTO: Kei KATO
今年で3回目を迎える恒例、北海道でのわたきキャンプは、毎年うなぎ上りの人気。今年は、キャンプ告知3日で参加者が埋まってしまうという、超大人気となった。その理由は、わたきちマジックと言われるコーチングのうまさ、そしてなんと言っても偉い立場なのに全然偉そうにしないナイスなわたきちの人柄にある。この大人気キャンプの様子をレポート係初めてのKAJIさんに紹介していただいた。

やっと2004-2005シーズンが始まりです。ご存じの通り「暖冬」。関東近辺の住人には「せっかく」の北海道が初滑りです。
もったない。練習してから行きたいよ。と思いながらイメトレして荷造りして、いよいよ出発。どうでもいいことだけど荷物を送ってから悪夢に襲われました。現地で荷物広げたらボードしか入ってないの。慣れないことはするもんじゃない。
【1日目】
羽田空港には7時集合。慣れない首都高速に戸惑ってちょっと遅刻、最後に合流です。ざっと見渡すと見なれたメンバーばかり。初顔の人がいるけど悠長に挨拶している時間がない。今回はファミリー参加の方がいるらしい。挨拶はそのうちにすることにしてさっさと行動開始。
第2ターミナル開設記念でお買い物用クーポン券が貰えた(なんと1000円分)ので早速仕入れに走る。現実的に朝食を買う人を見ながら、自腹では絶対に買わないであろうものを購入した。スタバのタンブラーだ。たぶん活躍することはない。
スタバのコーヒーを飲みながら搭乗する。わさわさしているうちに離陸。飲み物のサービスが開始されると「ビールありますか」との声が。そして「乾杯〜」。朝から宴会ですか?つまみは小豆チョコとクーポン券で買った牛タンジャーキー。ちゃっかりおつまみのおこぼれに預かりました。
千歳まではたったの1時間半なので、あっという間に到着。千歳に入ると白い景色が見えて気分が盛り上がる。雪も降っているようだ。よかったよかった。
ずっと窓の外を見ていると羽根がかなり忙しく動いている。そういえば離陸の後「千歳は荒れています」とか行ってたけどそのせいか?ちょっと不安になったけど無事に着陸。
後で聞くとこの後の便は5〜6時間遅れの出発だったということ。dmkは運がいいかも。旅行リーダーの村っちょさんが自慢してた。そうです、すべては仕切った村っちょさんのおかげです。
飛行機から電車に乗り換えてトマムに向かう。電車の中で昼食予定だったけど弁当は売り切れていた。みんな我慢だ。外を見ると雪はあるけどちょっと少な過ぎる。ゲレンデは本当に大丈夫なのか?トマム駅に到着。シャトルバス乗り場までちょっと長めで寒い通路を渡り(荷物がないから楽々。荷物ありは大変だよ)バスに乗り込んだ。
宿泊地ホテルアルファトマムでホテルマンから説明を受けるが・・・すいません、ほとんど聞いていませんでした。1分以上の長話はダメです。集中できません。それでも「ボードを部屋に持ち込むな」は理解し、入り口でいきなり荷物開封。ボードが抜けてグニャリとなったバックを引きずりながら部屋へ向かう。
ホテルマンが「運びましょうか」と声をかけてくれるが、あやさんの「大丈夫すぐそこだよ」の言葉に「自分で運びます」と歩き出すが、すぐそこではなかった。私たちの部屋だけ遠い。騙された。
「なるべく早く集合」のためバタバタと支度を始める。しかし初滑りなので手際が悪い。パッドつけるの忘れたり、バインディングを板につけるのに20分かかったり、最悪なのはネックウォーマーを忘れて寒さにやられたことだ。
綿吉先生とご対面。挨拶もそこそこにゲレンデへ向かうが、時間は既に2時過ぎ。ゴンドラは3時半、リフトは4時半で終了だ。ビデオ撮影予定だったがそんな場合ではないということになり、一斉に滑りはじめた。メンバーのほとんどが初滑りのはずなのにものすごい勢いだ。大丈夫なのかみんな。私は妙に力が入った滑りをして一本で力つきた。けどみんなの勢いにつられて続けて滑る。トマムのリフトは高速クワッドとかフード&足置き付きなどという軟弱なものではないので、とても冬を満喫できる。ハッキリ言うと寒い。熱い滑りをあっという間に冷ましてくれる。これは「落ち着けよ」という気配りなのかもしれない。
数本滑って本日は終了。初滑りだからこんなもんでいいんだよ。昼ご飯抜きのみんなに待望の夕飯が用意されているはずだ。大好きな温泉は用意されていないけど。部屋で着る時以上にモタモタと脱ぎ散らかし、何となく仕度して夕食会場へ集合。綿吉先生がまだいないのに「練習ってことで」と乾杯してしまう。が直後に先生登場。もうちょっと待てば良かった。
テーブルは3卓。綿谷家と村田家と久保(あや)家に別れる。それぞれ特色があり綿谷家はひじょうにためになる話で盛り上がり、村田家はまったく役に立たない話(村っちょさん談)で盛り上がり、久保家ではとりとめのない話で盛り上がる。どこの家でも盛り上がることは間違いない。私は村田家だった。たしかに役に立たないかも。他人に披露できない話術を学習した。
1日目の夕飯は中華料理のコース。茶色い料理が次々と出てくる。村田家はすかさず配膳してしまうのでテーブルはいつも片付いている。そしてここで村っちょさんの隠れた(?)特技が披露された。なんとホテルで働いたことがあるということでサーバーを使いこなし見事に取り分けてくれるのだ。感心しているところで、どうでもいい話を披露するので村っちょさんに対するみんなの評価は激しく変化する。次々と料理を平らげたところで突然、白飯が出て来た。もうおかずがないのに。米好きの綿吉先生のためにオーダーしたら全員に配られたらしい。おかずのない村田家ではわずかに残ったソース(たれ)をかけて食べ
る。「ザーサイがほしいよな」と話していると出て来た。ソース&ザーサイかけご飯はわりといけるらしい。締めは杏仁豆腐。みんなお腹一杯になりすぎでヤバイ状態に。
夕飯の後はビデクリ。だったけどビデオ撮影しなかったので「浪人3」の上映会兼即売会に早変わり。dmk史上一番立派であろう部屋で開催された。最初に綿吉先生によるためになる話。みんな真剣な顔で聞き入っている。今回のキャンプのテーマは「不整地での滑り」。綿吉先生の話に「ほぉ〜〜」と感心の声が上がる。
続いて上映会。ちなみに私は既に注文済みだったため家に帰れば届いているはず。ここで見なくてもいいやと思っていた。そんな心構えだったので寝ちゃいました。50/50までは記憶にあるんだけど・・・。お約束どおり上映会終了とともに目覚めた。周りの様子を伺うと、どうもみんな寝ていたようだ。しっかり鑑賞していた綿吉先生によるとたまに静寂が訪れていたようだ。その瞬間は全員爆睡か! 朝早かったし、お腹いっぱいだし、アルコール入っているし、仕方がない。今日は解散して明日に備えよう。
 
【2日目】
朝はわりと爽快な目覚め。いつもの往生際の悪さは発揮せず心配していた筋肉痛もない。さっさと朝食会場へ向かう。朝食は和定食か洋定食。昨夜に続きお腹いっぱいになるまで食べてしまった。食べ終わり部屋に向かうと、朝食のために並んで待っている人たちがいる。リフト運行まで時間がある(9時から)と思ってのんびりしているとロスが多くなるね。しかも席に着いてから食事提供までも結構待つらしい。私たちは待たされなかったけど。早めに行動がベストです。
本日は待ちに待ったレッスンタイム。一度受体験したら虜になる綿吉マジックの始まりです。(話はそれますがdmkキャンプのコーチはみんな素晴らしい。教え方がうまい。dmkに入ってからスクールに入るのを辞めました。だって当たり外れが大きいんだもん。滑る技術と教える技術はいっしょじゃないことに気がついたのだ)
3チームに分かれてレッスン開始。1日目の滑りで綿吉先生のチェックが入っていたようだ。集合時間だけ決めてチーム毎に滑り出す。私がいるチームは整備されたゲレンデを好きなように滑り出す。本当に人がいない。やりたい放題だ。綿吉先生は「遠くを見て気持ちよく滑ろうよ」と言うのだが関東近辺でそんなことやったら衝突事故に遭います。関東ではターンでなく人を避けるのだ。北海道だから遠くを見て自然を楽しめるのだ。
人がいないうちにビデオ撮影に入る。自由な滑りを撮って綿吉先生のビデクリに持ち込むのだ。ビデオ撮影担当のあやさん、先シーズンのキャンプではいろいろな撮影技術を披露しみんなを爆笑させていた。今シーズンはどうだろうか。あやさんは今年買ったばかりの18倍ズーム付きビデオを取り出す。撮影中あやさんからみんなを不安にさせる発言が発せられるがとりあえず一人2本撮影完了。できは夜のお楽しみだ。楽しく遊んだ後でレッスンタイムに突入する。
綿吉先生と合流してゴンドラへ乗り込む。「体をリラックスさせて滑りましょう」と言われたが力の抜き加減が違うのかギャップにはねとばされる。泣きながら(ウソ)綿吉先生に訴えると「ギャップで沈んだとこでグッと力を入れてすぐに抜く」とのアドバイスがあった。やってみるとなるほどうまくいく。しかし長年の力の入った滑りからの脱却にはほど遠い。ビデオ撮影したけど無様な自分が映っていることだろう。
レッスン内容は参加した人だけの秘密なのでこれ以上は書かない。っていうのは冗談で表現力が足りないので書けません。綿吉マジックを知りたい人はぜひ次回参加してください。ものすごく競争率が高いけど。
本日はフルに滑って終了。夜はお楽しみの海鮮食べ放題。今年も食べ放題でも米とデザートしか持ってこない綿吉マジックが見られるか!
食事の場所はしっかりと個室が確保されここでもやりたい放題。約一名ホントにやり放題。村っちょさんは一人で1卓を占拠。みんなが誘っても「カニを食うにはスペースがないと」「これがいいの」と譲らない。みんな思い思いに食べ物を確保する。中には分担作戦の人もいる。そんなに食べるのかと思ってみていると「テーブル全員分です」と言い訳してくれる。
まさにガツガツという感じで色々なものが飲み込まれていく。店内アナウンスの「ただいま○○のご用意ができました」の声に反応してはゴッソリと確保してくる。今夜も食べ過ぎ決定です。
綿吉先生は米以外のものもお召し上がりになっていたようです。離れていたのでよく見えませんでした。しかしすぐにデザートタイムに入ったのは確認しました。なんとわざわざカニ用の大皿を拝借してデザートをいっぱい持ってきました。大皿にびっしりとケーキが並んでいました。デザートが終了すると「もうおしまい」と早々に切り上げましたが「新しいのがあったよ」という情報にすかさず反応し再度デザートタイムです。
満腹になり海鮮の臭いが染みついたところで退却し、ホテルに戻ってメインのビデクリ&お楽しみ会に突入。昨夜と同じ立派な部屋の大きなスクリーンに自分の勇姿が映し出されると合ってみんな興奮気味です。ここでちょっとアクシデント発生。ビデオの音声がでないらしい。まあでもいいかということでビデクリ開始。音があると笑いすぎて集中できないからね。
まずは綿吉先生撮影のビデオ。最初にレッスンを受けたチームの面々は初参加の人ばかり。いろいろと驚きがあったようで綿吉先生の話を真剣に聞き入っている。
綿吉先生はどんな動作も見逃さない。一つ一つコマ送りで細かく説明してくれる。
いよいよ自分のチームの番。撮影者はあやさん。一転して妙に落ち着きのない映像が映し出された。とにかく揺れる。自慢の18倍ズームは影を潜めている。
非難の声があがるけど、撮影はとっても難しいからしょうがない。映っているだけで良しとしよう。一人4本ぐらい撮ったのでたっぷりとアドバイスをいただけた。他のチームの人が飽きちゃうくらい。一応女子チームなのだが「男らしい」「力強い」と評される人が多い。いいのかこれで?年々「男らしい」人の割合が上がっていく気がする。
続いて男子チームの番。撮影者は村っちょさん。男子チームの面々は普通に滑ってもおもしろくない&欠点がでにくいということで村っちょさんの指示により「まず飛んで、ショート&ロングターン」「フェイキースタート、180、そしてできるだけクルクル回って」という課題で撮影。そんなむちゃな課題にも律儀に応えたビデオは素晴らしい内容だった。無茶な課題のせいかわからないが普段見ることができないバタバタした勇姿に対して、これまた細かなアドバイスが言い渡される。
ビデクリの後は、綿吉先生のスポンサー(Yonex、Flow、SOSなど)からいただいた豪華景品がもらえるお楽しみ会だ。ジャンケンが強い綿吉先生から見事景品をゲットできるのか?
次々とジャンケンが繰り返される。が綿吉先生の壁を越えることができない。片っ端から撃沈だ。仕方がないので最終戦はdmkスタッフにゆだねられるがスタッフも容赦がない。
そうこうしているうちに、無事にみんなにお土産が行き渡った。お土産片手に本日は解散。明日は帰らなきゃいけないので念入りに準備しなければならない。
 
【3日目】
本日もさっさと朝食会場へ。到着するとちょうどClose看板を引っ込めたところだった。今日は加減して食べられた。3日目ともなると大胆な人が現れる。「洋定食にご飯をつけてくだい」ってホテルマンが困っているでしょ。
部屋に戻って荷物をまとめて集合。今日もゲレンデは絶好調。地道に雪が降ったらしく新雪で埋め尽くされている。集合写真を撮るべく集まったが集まりが悪い。あきらかにイライラしている人がいる。早く滑りたいよね。新雪だもの。
今日はビデクリの反省を復習するはずだったけど新雪だから予定変更。好きなところに散っていきました。新雪といえどもあまり深くないので油断しているとやられちゃいます。理想は地面を感じないほどの新雪だけど今シーズンは無理だね。
新雪をあさった後はトマム探検に切り替える。端のコースまで足をのばすがこれは失敗。ところどころ地面が見えました。ありえない。またソールにキズができた。ウロウロしていると寒さが身にしみる。ちょっと早いけど昼ご飯にしてしまえ。ということで昼食タイム。綿吉先生はここでもケーキを食している。暖まったところでラストスパート。今日は2時までしか滑れない。午後は落ち着いて滑ることにした。次に滑れるのはきっと年明けだから。丁寧にターンしたりフェイキーで滑ったり。あっという間に時間切れ。
今度は帰り支度に全力を尽くす。去年は手間取って荷物を詰め切れなかった。今年は余裕でした。時間たっぷりのなかで綿吉先生とお別れを惜しみ個々に記念撮影をする。ありがたいことに綿吉先生から「ぜひみんなと写真を」とのお言葉が。この写真を仕事のお供にしてくれるというのだ。dmkはこっそり世界中を転戦します。とうとう時間切れ。バスに乗り込みホントにお別れです。
バスから電車へ移動し空港に到着。空港での夕飯&お買い物タイムだ。何はともあれ夕飯へ。目当ては恒例のラーメン青龍。途中で綿吉先生お勧めのジェラートを買い食いしジェラートを片手にラーメンを注文した。なぜかこのとき10名ほどしかいなかった。あとの10数名はどこへ行ったのか、憶測しながらラーメンを食べる。あとで聞いたところあやさんに引率された十数名は「青龍はなくなった」というニセ情報に踊らされ別のラーメン屋さんに行ったと言うことだった。どこで食べてもおいしいからいいんだけど。
先シーズンの悪夢は再来することなく無事に離陸し羽田に到着。すでに11時。荷物を受け取った順に解散していく。「家に帰るまでが遠足です」と言われたけど途中で力尽き家に帰ったのは朝7時近くでした。
 
【反省&後悔】
綿吉先生にもっと質問したかった(滑りとビデオ撮影方法)。次回は綿吉先生独占タイムというのはどうでしょうか?綿吉先生とマンツーマン。夢のような企画です。ぜひお願いします。
【後記】
長文になり失礼致しました。当初の予定では「3行で」とほざいたがしたが書いているうちにあれもこれもとなりまして、これでも控えてつもりです。次回のキャンプも楽しく行きましょう。
恒例、ケイ・カメラマンの北海道キャンプ写真サイトは以下
http://www.yukinchu.com/dmk/200412hokkaido/
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