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3rd BOARDER-X CAMP in 白馬さのさか
モリッペのクロス初体験レポート

1月29日、30日サンアルピナ白馬さのさかスキー場にて開催された、クリプトンとの共同企画。dmkでは初のボーダークロス・キャンプとなったレポートをdmkクラブのレジェンド・レポーター(?)であるモリッペが担当。モリッペはスノーボード歴は長いがボーダークロスは初。怖がりながらも初参加したクロス・キャンプは、彼女の目にどう映ったのだろうか。

REPORT: Machiko MORIHARA
Photo: Aya KUBO

dmkから募集のメールが届いたとき、まず引いた。ボーダークロスなんて冗談じゃない。なにしろ自分がスノーボードで少しはまともに滑れるようになった頃に一番出たくないと思った競技がボーダークロスだ。スノーボードを始めたのだから、自分にできようができまいがハーフパイプやワンメイクには憧れを抱いた。だが4人とか6人とかの人間と一斉にスタートを切って先を競う競技なんて、考えただけで正気の沙汰ではなかった。もともと人と競うことが好きじゃないし、転んだところを後の人に轢かれたらどんな大ケガになるかと考えると、そんな競技を考えた人を恨みそうだった。

だから最初の募集で、対象レベルが「緩斜面で連続ターンのできる方 (BXがまったく経験なくてOK)」と書いてあったが、信じなかった。ボーダークロスをするのに緩斜面での連続ターンができるくらいでいい訳がない。

今年dmkで初めて企画されたボーダークロスキャンプ。実はクラブでもすっかりお馴染みのチューニングショップ『クリプトン』の伊藤さんとプロ・ライダー 福島大造のコラボ企画で始まり、今年で3回目になるボーダークロスキャンプにdmkが誘ってもらった形での開催となった。

コーチ陣は豪華な顔ぶれで、福島大造プロ、天海 洋プロを始めとし、田中真帆プロ、松本佳之プロ、山口明洋プロ、勝山プロ。サンアルピナ白馬さのさかスキー場でEXPANDクロスコースを貸切りで使わせてもらえるという恵まれた環境だ。

1月29日の朝4時。結局、あれほど嫌がっていたのに直前になって「参加者が少ないの」と言う、アヤクラブ会長のひと言に、初代クラブ員としての妙な責任感を感じ参加を決めてしまった私は、自分の持っているすべてのプロテクターを荷物に詰め込んで、家を出た。

さのさかでの集合は朝8時。宿泊先のレイクビュー白馬のフロント前で受け付けということだったが、場所がわかりづらい。カーナビで表示されるのだが道が一方通行だったり行き止まりだったりで、青木湖の周囲の凍結した道を行ったり来たりして、さらに凍結したクランクの坂を登りきってようやく到着した。募集のメールに書かれていた食事が豪華だという甘い殺し文句の期待を削がないリゾートムードのきれいなホテルだ。道に迷ったおかげで8時ちょうどに到着したホテルのロビーには、ほのぼのムード漂うクリプトンの伊藤さんが愛息の睦人くんと2人で細長い受付テーブルの前にちょこんと腰掛けていた。伊藤さんは別になんにもしていなくても、いるだけでなんとなくこちらの力が抜けてしまうような不思議な雰囲気の人だ。

10時にキャンプ開始。コーチの挨拶のあとクラス分け。「スノーボードは滑れるけれどボーダークロスの経験は一切ない」というレベルの私は初心者クラスで教えてもらうことになった。今回参加したキャンパーは、やはりほとんどが「ガンガン大会に出ている」レベルの人で「自信がな〜い」と照れ笑いをしたのは、たまたま女の子ばかりで7名になった。

そこで、かどうかはわからないが初心者(女子)クラスを担当してくれることになったのは今回唯一の女性コーチ田中真帆プロ。「よろしく〜」と微笑む田中プロ。思わず「おお!」と思ってしまうほど美人だった。小づくりの顔。形のいい唇から、歯並びの整ったきれいな歯が笑うたびに覗く。ほっそりとした身体を真っ白なダウンのウエアに包んでいる。あんなに小さな顔で合うゴーグルがあるのだろうかと余計なことまで気になる。金色に近く染めた髪をドレッド気味にツイストをかけ、その上に派手な蛍光グリーンのビーニーをかぶっているのだが、よく似合っている。田中プロというより真帆ちゃんと呼んだ方が良さそうだ。

準備運動の後、まずは身体をほぐすためにフリーランで2、3本流した。リフトでコース上部に上がり、何気なく振り返った途端目の前に広がった景色を見て息をついた。真っ白なゲレンデの眼下に青木湖が灰色がかった深い藍色をして広がっていた。コントラストがとてもきれいだ。湖とゲレンデという組み合わせはただでさえ少ないが、これほど見事な景観を見せるのはさのさかぐらいかもしれない。ちょっと感動した。ゲレンデは中斜面程度の斜度が長く続くコースがほとんどで、何かを練習するにはぴったりのゲレンデだ。

とりあえずためしにボーダークロスコースに入ってみる。一度も入ったことがないのだから、アイテムの呼び名などまったくわからないが長年の経験(?)で滑り降りることくらいならできる。降り切るとさっそく真帆ちゃんが「どうだった?」と訊いてくれる。「いやー、滑り降りるくらいならできますけどぉ…」と情けない返事をしてしまった。いつもいっしょに滑っていて、わりとスリルが好きだなぁと感じるのがアヤ会長だが、いかにも彼女らしく「なんか楽しい♪」とニコニコしている。

真帆コーチによると、他の人が滑っているのを見るのはとても勉強になるという。さっそくコースのロープ沿いに上級クラスの滑りを見学する。さすがにみんな勢いがある。私たちが怖がっている小さなウェーブも、上級者の人たちでは逆に反発を利用して加速に使う。真帆ちゃんが一つひとつのアイテムごとに立ち止まり名前と注意点を教えてくれながら、みんなでコースの下まで降りていった。教えてもらったことに注意しながらまたコースに入ってみる。そうこうしているうちに昼になった。

午後からは初心者クラスはさらに細かく2つに分かれた。少し経験のある人は大造くんチームが連れて行ってしまったので、残った4人が本当の初心者ということになる。情けないことに残った4人のうち2人は私とアヤ会長だった。dmkの古参といわれるこの2人がこんなことでいいのだろうか??dmkの行く末を微妙に案じた時だった…。

超初心者クラスに取り残された我が身の情けなさに一発奮起し、午後からはちょっと飛ばしてみた。ダメもとだったが、スピードがあると褒められた。褒められたことに照れながら「そうか、良くわかんないけどとりあえずはこれでいいのか」と心の中でガッツポーズを作り、気持ちがちょっと吹っ切れた。真帆ちゃんは一人ひとりの意見や感想を確認しながら、さらにていねいにアイテムごとに攻め方や、注意する点を教えてくれていく。話し方も柔らかく、教えるというよりこちら側の立場に立って話してくれる。旗門の攻め方やバンクでのコース取りなど同じアイテムでも時と場合によっても攻め方が違うことなど、ちょっと奥深い話をいろいろとしてくれた。コース脇でそんな話を聞いている間にも、目の前では上級クラスのメンバーがもの凄い勢いでバンクを回りこんでいく。ポールに引っかかって大転倒をする人もいて、まさに体を張っている感じだ。顎まであるヘルメットが必要なのもうなずける。

いくらか慣れてきたところでスタート・ゲートの中に入り、ゲートを開けてもらう練習などもしてみた。天海プロがスタートのカウントをしてくれた。

「Get set ready …」「 Five a second ! 」。こうなってくるとかなりその気になってくる。

日も傾き、雪も締まり始め今日のレッスンも終了という頃、ちょっとしたハプニングが起きた。クロスコースの最後はキッカーになっているのだが、そこで飛ぼうとしてエッジ抜けして頭から落ちてしまった人が出た。「ゴン!」という大きな音を立てて落ちたまま1メートルくらい背中で滑落したきり動かない。近くにいた男の子たちが駆け寄って声をかけるが、それでも動かない。ヤバい。自分も駆け寄りながら1年ほど前に受けた救急救命講習を思い起こす。どうするんだっけ?姿勢は?気道確保は?近づいてみると意識はあった。ウエアの胸元を開けてあげると、無理やり起きようとし始めた。みんなが「動かないで!」と言ってもやめてくれない。一瞬だったが本当に意識はあるのか心配になる。数年前にバイクの事故で脳挫傷した人の救助をしたことがある。意識がないのに反射的に体が動いているらしく、いくら押さえても起き上がろうとすることをやめなかった。その動きが止まったと思ったらその人はいびきをかき始めた。今回はしばらくすると「ブーツが脱ぎたい」と口で言い出してくれたから無意識ではないとわかって安心した。パトロールに来てもらい、ようやく落ち着いてきた。一応、脳外科へ行って診察してもらうことになり、山口プロとアヤ会長が車で送っていった。

ふとキッカーの入り口を見上げると、真帆ちゃんともう一人誰かが立って上から滑って来る人に通行止めの合図を出しているのが見えた。そうか、さすがだな。そこまで頭が回らなかった。今までdmkでもたくさんのキャンプを行ってきて、骨折や捻挫はあったが、生命の心配をするような事故は起きていない。ちょっと慌てた一幕だった。

さてこのキャンプのもうひとつの目玉である夕食。ホテルの食事は前評判に違わず豪華だった。何しろフランス料理のコースなのだ。テーブルには磨き上げられたナイフとフォークがずらりと並んでいる。キャンプでこんなに豪華な食事は滅多にない。dmkは 12月の北海道での「海鮮市場でカニ食べ放題!」が最高クラスだ。あれもdmkらしくて素敵だが、めったにお目にかかれないコース・ディナーにここぞとばかりにパンのおかわりまでして、きれいに平らげた。

食事のあとは豪華プレゼントもあるパーティーだ。ビールを飲みながら昼間のクラスごとに各テーブルで今日の感想や、明日のこと、それ以外のおしゃべり、また全員でストレッチをしているグループもあって何かしら盛り上がっていた。プレゼントもジャンケン大会などで熱い戦いの後にそれぞれの手中に収まった。最高3つもの賞品を1人でゲットした人が2名もいた。うらやましい。

パーティーが終わると隣の広い会議室には床一面にブルーシートが広げてあった。テーブルにワックス台がセットしてあり6〜8人くらいが一斉にワックスをかけられるようになっている。部屋にはワックスのにおいが立ち込め、ワックスアイロンを片手に8人もの人間が真剣にワックスをかけている様子は、さながら何かの職人の講習会のようだった。

夜に入ってしばらく雨が降っていたが、 12時を回る頃からフワリとした大きな雪に変わった。少し水分が多そうだが、このまま降ってくれれば明日はパウダーが期待できるかもしれない。なんだか盛り上がり過ぎてまだ騒いでいる楽しそうな男の子たちの声を廊下の遠くに聞きながら、少しうらやましい気分で布団に入った。

翌朝は寒さで目が覚めた。窓からは夜のうちにどっさり降った雪が深く積もっているのが見える。やった!パウダーだー!ボーダークロスキャンプだといってもパウダーに当たったらそれどころではないのが正直なところだ。

朝食を取ってすぐに出て行きたいけれど荷物の移動があってもどかしい。仕度がとろい私にとってはチェックアウトの朝は致命傷だ。

9時半の集合時間まで各自アップということで、出遅れながらも慌ててリフトに乗る。リフトのゲートで一緒になったdmkのもっさんが「左端がまだ結構残ってていいっすよ」と教えてくれる。集合時間まであと 10分ちょっとしかないけれどしらばっくれて奥のゲレンデまで行ってしまおうかと2人して真剣に悩んだが、ここは大人を立てようと我慢して手前のゲレンデ端のパウダーを頂く。思ったよりもずっと深く積もっていて、飛び込んだ瞬間に受ける反発がめちゃくちゃ気持ちいい。短い距離だったが1本でも滑れて良かった。

結局午前中はしばらくアップということで、みんなしてパウダー三昧になった。上級クラスの軍団が見るからに嬉々としてゲレンデを横切り深々と新雪を残した端のほうに移動していく。 20人くらいいるから、もう入った瞬間にあっという間にグチャグチャだが、そのはしゃぎっぷりが見事でリフトの上から見ていてもおもしろいくらいだった。特にミノル部長のはしゃぎようはもの凄く、あのデカい体で激しく雪と戯れている。あとから聞いた本人からの報告ではダウンのウエアが巻き上がったパウダーでびっしょりになり、午後には使い物にならなかったらしい。パウダーを見ると理性を失うのは、私とアヤ部長も引けを取らない。駄々っ子のような勢いで「真帆ちゃん!ツリーに行きたいです!」とリフトの上から叫びだし、許可をもらうが早いか、すでに上級クラスに食われまくってしまって何も残っていなさそうな林へと、それでも向った。

今日は午後からついにミニレースが行われる。初心者クラスは第1ヒートを2名ずつのスタート、第2ヒートで第1ヒートの勝ち組と負け組み3人ずつで競うことになる。雪は午後に入って吹き始めた冷たい風のせいで、ぐっと締まってコース上にはところどころ氷が覗いている。コースレイアウトは小さなウェーブが3つ、続いて大きなウェーブが3つ、それを超えるとバンクが2つ、バンクを抜けると右上がりから始まって左、右と続くコーンが3つ、その先にポールが1本立っていて、フィニッシュがキッカーだ。

真帆ちゃんはボーダークロスにはドラマがあると言った。1本のレースで本が1冊書けると言う友達もいるという。「どうしてあいつはあそこで加速したんだろうとか、なんであいつはあそこでジャンプしたんだろうとかね。1本終わるといろいろ考えるよ。本当にドラマがあってねー。それを体験してないとまだドラマを知らないってことだね」と楽しそうに話してくれた。本当にボーダークロスが好きって顔だった。

ジャンケンでクラス分けをした。私がいっしょに滑ることになったのはきのう大造くんが午後から連れていった脱初心者組みの子だ。レース前の公開練習でもいっしょになったけれど、凄く速かった。できれば当たりたくない相手だった。出走の順番は初心者クラスのレースでは1番目。ぐだぐだ思っても仕方ない。ゲートではもう前のクラスが最後のスタートに備えている。ゲートが開いてあっという間に消えていった。

ステンレス製のスタートゲートに入る。コースを睨む。小さなウェーブが続いた向こうに大きなウェーブが並んでいる。その先は見えない。今日は1本ごとにコースの状況が変わっていた。さっきと較べてどうなっているのか…。コースの上を風が吹きぬけた。

「Get set ready …」「 Five a second ! 」

板の先でゲートの白い板が動いた。「バン!」という板が落ちる音とほとんど同時にゲートを飛び出した。左手にわずかにリードした相手が見える。速い。最初の3つのウェーブを越える頃には完全に抜かれていた。小さいウェーブなんて加速のタイミングをうまくつかめないものの、構ってられるかとばかりに直下っているのに、相手は体一つ先に出ている。前を行く相手の黒いウエアのフードと薄紫のヘルメットの間から覗いた黒い髪が風を受けてなびいている。「ちくしょー、カッコいい!」低く構えた姿勢のまま大きなウェーブに入っていくその後姿は悔しいけどカッコ良かった。抜くのはこのウェーブだと思った。バンクから先で抜くのはリスクが大きい。できれば左側から抜きたかった。その先のバンクが右に切れるから左から入ったほうが入りやすい。自分の中では抜ける距離に相手を捕らえていた。最後の大きなウェーブで相手の左に入ろうとした瞬間、思いがけず相手が左にターンを切った。「ウソ… !?抜かれそうなのがわかってコース妨害してきたのか?それともやはり次のバンクへの入り狙いか? 予想外の相手の動きに私は思わずスピードを緩めて抜くタイミングを外してしまった。ヤバい。このままじゃ負ける。だが思いの他、バンクで再び距離を縮めることができた。抜けるか。コーンに入る。エッジがうまく咬んでいない「くっ!」コケそうになり、最初のコーンを抜けるところでついしゃがんでしまった。尻は着いていないがようするにコケたのといっしょだ。足元から雪煙が上がる。その向こうで相手は2つ目のコーンにさしかかっていた。ダメだと思ったけれど、最後のキッカーまではまだ捨てられない。とにかく追いつかなければ。最後のポールを抜けると相手の背中が大きなキッカーの中腹にあった。だが私がキッカーに入った時、その背中はすでに頂上の向こう側に隠れていた。これで負けだ。

キッカーを超えると真帆ちゃんがゴールの旗としてマツモトワックスの黄色いバナーを振っているのが見えた。あのカワイイ笑顔で嬉しそうに振ってくれている。先にゴールした相手がゴールの向こうで止まるのが見えた。同じ方に向って行く。腰が抜けたように隣にしゃがみながら自分でもびっくりするぐらいの大きな声で話しかけていた。「すっごい怖かったねー!」相手も笑った「うん」。「ガチガチなんだもん。怖すぎだよ。でも凄くカッコよかったよ。後ろから見てて「うわ、カッコいいなー」って思ってた」素直な感想だった。自分を負かした相手を褒めるのは癪だけれど、カッコいいものはカッコいい。褒めて当たり前だった。だがどうしても訊きたくて我慢できずに思わず訊いた「大きなウェーブの3つ目で左にターン切ったでしょ?あれ、どうして?」。
こんなことを訊かずにいられなくなるのが真帆ちゃんのいうドラマなのだろうか。レース前には考えられなかった。

その後の第2ヒートは意地で飛ばした。これ以上順位は下げたくない。結果4位の座を守ることができた。ちなみにわれらがアヤ会長は第1ヒートを勝ち、優勝決定戦となる第2ヒートで私を負かした対戦相手をコーンで抜いてみごと初心者クラスの優勝者!さすがだった。

dmkからの参加者は他にミノル部長、もっさん、ヤツさん、マサくん、ヒロシくん、マサルさん、ユリコちゃん、それにヒロヒロとユウタくんだった。

さすがの強豪揃いで他のクラスでのdmkからの優勝者は出すことができなかったが、何回かヒートを繰り返す中で、それぞれがカッコいいところを見せつけてくれた。

ボーダークロスなんてぜーったいヤダ!と思っていた私も、結局最後には本気で「悔しい」と思うほどにハマッていた。この競技で勝っていくにはやはり精神的な強さが必要なのだろうと思う。だが真帆ちゃんも言っていたが、他者の印象や審査によって順位が決まるハーフパイプやワンメイクよりも、はっきりと実力勝負なのがサッパリしていて気持ちがいい。もちろん競うからにはある程度無理もする。でもその時、生まれるケガのリスクはハーフパイプでもワンメイクでも同じことだ。プロテクターやヘルメットを着けることは必要だと思うが、それさえ押えておけば思っている以上に夢中になれる競技だということがよくわかった。なにしろ普段ボードしていてギリギリするような真剣勝負で相手を抜くなんて、まずしない。だいいち一般ゲレンデでレースはしない。危険すぎる。そしてまた競っているその相手の姿をカッコいいと思えることも、普段のゲレンデならない。

真帆ちゃんの言っていた『ドラマ』はボーダークロスには本当にあると思う。この体験は貴重だった。きっと来年もこのキャンプに参加している自分がいるだろう。

もし、今年、私のように募集のメールを見てちょっと腰が引けてしまったクラブ員の方がいるとしたら、来年はちょっと勇気を出して絶対に参加した方がいい。その小さな勇気が新しい何かを拾う助けになることは 保証できる。

追伸:クリプトンの伊藤さん、福島大造さん、田中真帆さん、天海洋さん、そして今回は教えていただけるチャンスのなかったコーチのみなさま、またスタッフのみなさま、この場を借りてお礼を申し上げます。そしていっしょにキャンプに参加されたキャンパーのみなさま。楽しかったです。ありがとうございました。

恒例、ケイ・カメラマンのキャンプ・フォトのページは以下になります。
http://www.yukinchu.com/dmk/2005bx/