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インタビュー
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dmkクラブを動かす部長さん久保 綾子
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| dmk休業中この初期のツアー(北海道)で行った時の写真を壁に貼って毎日眺めていた。 |
当時ムラッチョから「紹介したい子がいる」ということを聞いていて、女性でありながら一人でどんどん海外に行ったり、自分の運転した車でスノーボードやサーフィンに行っているということで、ずいぶんとたくましい子がいるなあ、という印象はあったよ。最初にオレたちが会ったのはどこだっけ?
私、こんなこと暴露しちゃってよかったのかな〜。dmkメンバーのみんな、すでにガックリしているかもしれないけど、
もう1つよけいなことを・・・
。
ようやく日本にスノーボードってカッコいいスポーツが浸透して来たその時期。ムラッチョさんから、すでにフサキさんは冬はカナダ、夏はニュージーランドとスノーボードで渡り歩いていた、ということを聞いていました。
そんなある日、dmkお馴染み陸トレ会場となった平井の土手付近でのこと
。私は当時惚れに惚れ込んだ愛車のハイエースくんといっしょにドキドキしながらフサキさんが現れるのを待っていました。
昼間でも地元の人が時々しか歩かない道に、約束通りの時間に、若いのかなんなのかわからない男性が歩いてこっちへやってくる。少々よれたTシャツに短パン、極めつけは足下が下駄。
ゲタだよ、下駄〜。カラカラ音ならしちゃってるよ〜〜〜!!
待って・・・スノーボーダーっていったら、サーファーの雪山バージョンみたいなイメージで・・・、大会にも出てオリンピックだって目指してるって言ってたよな・・・??????
「ど〜も、フサキです」「
あっ、どうも初めまして。アヤです
」っておいおい。初顔合わせ終了。
そして相変わらず約束の時間になっても出てこない、ムラッチョさんを2人で待ってましたね。
ハハハ(笑)、そうだっけ。そう言えば、オレよく下駄を履いていたこと思い出したよ。それでアヤちゃんが実際、クラブを始めた時の感想は?結構大変な思いをしたんだよね??
ん〜、確かにかなり苦しいこともあったはずなのに不思議なくらい辛い思い出は出てこないな〜。今の自分が思うには、若さと経験値が低くかったからでしょう。
クラブ活動は1人じゃできないことだから、みんなと意見をまとめる必要がありますよね。
でもみんな意見や理想はそれぞれ違う。私は“いい子ちゃん”ぶりたいとこもあって、たくさんある理想をほぼ全部できないかと欲張っていた気がします。だから、やってもやってもいつまで経ってもさっぱりしない感じでした。
気持ちの切り替えがうまくできなかったから、会社から帰って疲れた頭でクラブ仕事をしようとしてもいい考え浮かばなかったしね〜。
自分一人で溜め込んだストレスを、フサキさんが日本に帰ってきてくれた時いっきに爆発させちゃって、泣きながら「私にはもうできない」って言いましたよね〜。
あの時フサキさんが、「じゃ〜やめていいよ。」とは言わずに「わかった、ちょっと疲れちゃったんだね、ゆっくり休んでいいよ」と言ってくれた言葉だけは鮮明に思い出します。
そしてたくましいミノルくん(注:dmkクラブ前部長で、以前からコンテンツ事業などで活躍している)が、「おもしろいこといっぱい思い浮かぶから、オレやりますよ!」って、代わってくれたことも。
ミノルくんの純粋にスノーボードが好きだから、思いつくクラブ運営方法をゆっくり休みながら見ていたら、またスノーボードに対しても仲間に対してもワクワクする気持ちがよみがえりました。
カッコつけすぎない、自分の楽しみのために活動する、この2つを本当に理解するいい時間だったのでしょうね〜。
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| 2005年にやっとのことで初の海外キャンプ!ウィスラーキャンプ中の一コマ。 |
ムラッチョはピンチな時ほど、笑顔だからね。見えないところで常にベストを尽くし、まさにツアー仕事の申し子だと思うよ。ところで今年から再び部長という形で改めてクラブを動かすのだけど、今の気持ちは?
一言で表現したら「初心忘るべからず」です。
日本に雪山があることに!私がその雪山に出かけることを理解してくれる回りの人たちに!
スノーボードってオモシロイ遊びを発見して世界に広めてくれてる人たちに!
危険も隠れている大自然と小さな私たちを安全に結びつけてくれようとしてる人たちに!
そしていっしょにスノーボードを楽しんでできる仲間に!
全部つながってるからこんなに楽しいと思うので、そのすべてに「感謝の気持ちを忘れない!」
そして感謝の表れが私のdmk活動という感じです。
これは毎度の気持ちかな〜。
来シーズンの活動目標としたら・・・、
自分たちのやれること、得意な部分を大切にして活動をしていきたいと思います。まあ、dmkクラブにとって部長とか役職名みたいのはあまり深い意味はないですよね〜。
確かに肩書きっていうのは、意味がないような気がするな。自分も肩書きによって他人の目が自分の印象を変えるのは嫌だから、肩書きとかあまりつけたことないし。dmkクラブにもそのような考えは浸透しているかも。
ところでアヤちゃんは、ここ1、2年でずいぶんとスノーボード業界の人と知り合ったけど、どのような印象を持った?
ハッキリ言って、180度イメージが変わりました!
みんなの中にも私みたいに思う人いるかな〜? 私は、スノーボード業界の方って派手な感じで、
話方も専門用語の連発で威圧的、私なんかとまともにお話してくれないんじゃないかと思っていました。 ゴメンナサイ。憧れてる世界って勝手にそんな高いイメージを持ったりしないですか〜?
でも逆でした。まず感じたことは、みなさん忍耐強くコツコツ努力型。自分のやってることが評価されてるか、行動した分の見返りがきてるかなど、そんなこと考えて動いてる人はいないし。
時間も体力も惜しまないし、本当にビックリですよ!すぐ疲れを感じちゃう私はかなり恥ずかしく思いました。そんな時、「なんで?」って考えてみたんだけど、
みなさんスノーボード好き度が私よりもっと上
なんです! スノーボードをもっと広めるため、ずっと残していくために思いつくことはなんでもやってみる!と、今まで出会った作り手さん、報道、サービス部門さん、売り手さん、コーチ&選手さんからそういったネルルギーを感じました。
とにかくこの業界に関わりたいな〜って思ってる人は、地味な努力を「楽しいな」って思える人じゃないとキツイかもしれないです。
足下にもおよばない私だけど、尊敬の気持ちで少しでもついていこうと思ってます(笑)。
華やかな世界の割りには、意外にニッチ(狭い)な市場ということも思わなかった?
正直、思いました。
イベント会場等へ行くとなんだかいつも同じ方にお会いしてる気分に少々なりました。私は最高の遊びと思ってるから、自覚したくないんだけど・・・、もしかしてスノーボードってマイナーな遊びなのかな?
スノーボードを趣味にしている、俗にお客様たちが他のスポーツより少ないってことなの??
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| 若かりし頃の私。滑りながら笑ってるから転ぶといつも口の中に雪入ってたの。今もその癖なおらないけど・・・ |
そんなことはないと思うけど、世間には専門誌を読まなかったり、イベントに参加しないスノーボーダーたちがたくさんいるってことだろうね。webを通して、もっとスノーボードを好きになってくれたら、というのがウチの1つのテーマにもなっているけど。
アヤちゃんも10年以上スノーボードをやっているけど、どういう業界になったらいいと思う。
そして、クラブでできることって何かな?
うわっ!難しい質問です〜。超簡単に思ったことだけでいい?
子供から、お年寄りまで楽しめる道具を作り、身近に感じる宣伝をし、受け入れ施設を作り、楽しくて優しい知識も豊富なスノーボード案内人を増やす。そんな流れを業界全体でつかむ。
dmkは、まずかなり身近になったインターネットを通じて安全で楽しい生涯続けられるスポーツと言うことを世の中の人に伝える。クラブ活動では、優しい心を持ったスノーボード案内人と、楽しさを求めている人との接点作りとか、心地のよいナイスな道具をみんなに教えてあげられる場も作りたいです。
もっといい意見出せるように、勉強していきます。
ところで、先日、アヤちゃんのリクエストでd7(ディーセブン)と命名されたミーティングが行われたけど、新スタッフを紹介してくれる。
メンバー1 あおきちぇんちぇい・・・
超教え好き!面倒見のよい男!ビデオ渡すと職人に早変わり。スノーボードバリうまっ。
メンバー2 マスミさん別名マツモトワックスレンジャー・・・
体を張って笑いとってくれます。一発芸を豊富に持つ。さらにおばさんトークを得意とする2児のパパ。
メンバー3 k@y ことケイくん・・・
若いわりにはよく気がつきdmkの若返りに貢献する熱きスノーボーダー。情報盛りだくさん、
そしてITの鬼!
メンバー4 もりっぺ(まちこちゃん)・・・
実はアヤの飼い主(笑)。リードさばきは天下一品!クールに見えるがパウダー&ツリーラン目の前にすると豹変、ラインどりは一見の価値あり。
メンバー5、6、7はムラッチョ、フサキ、アヤってとこです。
カッコつけてみましたが、単に“d”mkイベント盛上役“7”人ってことです。
7人全員の性格や得意分野等、違うから話も夢もつきない、つきない・・・。
でも、その中で今の自分たちのできること、みんなに伝えられることを形にして
楽しいdmkイベントを行っていきたいと思います。合言葉は「自分たちが1番楽しもう!」です(笑) 。
そうだね。自分たちがハッピーでなければ、そのエネルギーをクラブ員にも提供できないからね。このd7スピリットに関しては、いずれ何かの形にしたいから楽しみにしておいて。
ところでアヤちゃんは、今年ミッチャンのキララ・キャンプの窓口という仕事もやったけど、どうだった?
忙しかった。楽しかった。勉強になった。そして少しだけ私が大人として成長できたかも!(笑)
5才から小学6年生までの子供が対象なんだけど、スノーボードする時の目は真剣そのものよ。
どんどんうまくなりたいって気持ちが強いから、できた時の喜びも失敗した時の悔しがり方も相当大きくて、見てるこっちが意味なく涙こぼれるほどなの。これこそ感動なんですね〜。
それと、キッズの親御さんから受ける刺激も大きかったです。
dmkのみんなと違う形のピュアさも感じたな〜。
フサキさん!私、もう一度、絶対結婚したいです。そして今度はもっといいかたちで努力もできると思うから!気長に“爆弾発表” 待っててくださいね〜。(爆笑)
※注釈:アヤちゃんは離婚歴があり。子供には恵まれなかった。
ミッチャンとの出会いには、ホント感謝です。
ミッチャンはパイプであんな大きなエアーとか決めちゃうけど、私のイメージは思いやりがあって、
仕草がとっても女性らしくて、時に心配性という感じ。お仕事はとっても丁寧にします。ミッチャンが私を必要としてくれれば、キララキャンプ窓口もずっと続けていきたいです。
それでは、最後にアヤちゃんの夢を。
夢をお話する前に私の宝物を見せちゃいます!じゃじゃ〜ん!!これはdmkイベントの時の集合写真。
今日は2枚だけ選んできたのですが、こっちが何年前かハッキリわからなくなっちゃったんだけど、当時まちこちゃん(もりっぺ)が手作りしてくれてた会報によって行えた「第1回dmkツアー」のもの。
これは、今シーズン終わりの「コブラ〜キャンプ」のもの。仲間の数はスゴイ増えましたよね。
でも、違うの〜。写ってるみんなの顔見て!10年前も、今も笑顔レベルが変わってないでしょ〜?
みんな年齢不詳のキュートな笑顔だし〜(爆笑)
私の夢は、私自身も私の大切な仲間も何十年経ってもこうやって笑ってられること!
dmkを通して「スノーボードは楽しそうだな〜」と、思ってくれる人を増やしていきたい夢もあるけど、
それよりも現在のdmkメンバーさん全員に会いたい!いっしょにスノーボードしたい!!
という夢が、私の最大です。だからフサキさんにdmkイベント係りを任命されたんだと信じてるしね〜(笑)。
メールを通してみんなが好きなスノーボードを続けていくために、日々頑張ってることをいつも感じています。そんなみんなのオフの時間は笑顔いっぱいで過ごしてほしいな〜と思うので、私はこれからも楽しい場所を探していきたいな!っと思っています。
私は夢を追いかけるのも元気の元だけど、こんな“超幸せ仕事”を引き当てた現在の自分の立場に感謝すると、もっと元気が出てきます。
この“くじ”で運使っちゃたから、スーパーのくじ引きはいつも参加賞なんだろうな〜、よくて醤油(笑)。


左の写真は、第1回dmkツアーin福島のもの。そして右の写真は、先々月春に行われたコブラ〜キャンプ。
この2つの写真を並べて見ると、dmkクラブもずいぶんと成長したんだなあ、と思う。
いや〜、いっぱいおしゃべりしちゃってスミマセン!
ついでにもう1コだけみんなに宣言させて〜。時々心に思い浮かべるアヤ流教訓なの。
「“楽しい肥満症”(病名)にはなるべからず!」
楽しいことばっかりし続けてると、以前は感動できてた小さな楽しさを感じなくなったり、満足できなくなったりする。
症状が悪化すると普通のことがつまらなく感じ始めるというひじょうに恐い病気です。
もし、「おや?わたし・・」と思う方にはdmkイベント中、自らの経験談を元に相談に乗りますよ。(爆笑)
●インタビュー後記:
「私にはもうできない」って泣いた日、オレは本当に困っていたと思う。今、考えてみたら、あの時、すべてを投げ捨てることもできたし、そういった意味ではdmkクラブ存続の危機だった。 あの頃、オレ20代だったかもしれないけど、ちょっとマシなこと言った。若い時は、とかく困難を正面から見つめてすぐに解決しようとするクセがあったけど「休め」というアドバイスをしたのだ。もしかしたら、1つの感のようなものに賭けたような心境だったのかもしれない。こういう形でリリースしてあげれば、大きくなってカムバック・サーモンみたいな・・・。
結果的に久保綾子はサーモンが元の川に辿りついたように大きく成長して戻って来てくれた。今、彼女はどんどんdmkクラブを正しい方向に成長させている。今回インタビューという形で改めて接してみて、自分の感は間違っていなかった、と実感した。